ネズミ大戦勃発!!
いちご農家にとってとても困ることの1つが食害です。
可愛いいちごが実っても、虫や動物に食べられてしまい努力が一瞬にして泡になることも多々あります。
虫についてはだんだん寒くなってきたのと細かい防除で対策をしてきました。
しかし、とうとう我がハウスにもネズミ被害が…!
周りの土耕のいちご農家さんから話は聞いていたものの、うちでは全く被害がなかったので油断してました…
食べられたのは合計3畝分。
まだ白く色付いてないいちごから、真っ赤に熟したいちごまで、ありとあらゆるいちごの種を食べまくってくれました。
被害に遭うまでは、1日に数個食べられる程度だと思っていましたが、とんでもない!
たった一晩でこれだけの量のいちごがダメになりました。
もう何というか声も出ません。
一体何パック分になるのだろう…(泣)
ネズミはいちごの種の部分だけ食べます。
そして一個だけではなく次々といろんないちごを渡り歩いて食べていくようです。
いやいや、そこは1個で満足しようよ!
ビュッフェじゃないんだから、一体何個味見すれば気が済むのよ!
本当にとんでもない野郎です!
ネズミが食べた後にはこんな風に種のカスが落ちているのですぐ分かります。
拡大するとこんな感じ。
種は一粒でも無くなると商品になりません。
収穫の時、詰める時には種無しがないか念入りにチェックします。
何と無駄な手間…ただでさえパック遅いのにもっと時間がかかります。
ネズミ被害が出てすぐにゴキブリホイホイみたいな粘着テープの罠を仕掛けたところ、翌朝には小さなネズミが一匹貼り付いており、既に事切れていました。
見た目はとても可愛らしいけど、被害は底知れません。
まだまだ家族や仲間がいると思われるので、あらゆる手段を使って被害を防ぎたいと思います!
絶対に負けられない戦いがそこにはある!!
いちご、みかんに負ける?!
我が家のいちごはどんどんと色づき、収穫できる数も増えてきました。
旬はまだ先になりますが、これからだんだん忙しくなるのかと思うといろんな意味でドキドキします。
いちご以外にも旬を迎える野菜や果物は沢山あります。
Twitterで知り合いになった地元長崎のみかん農家さんが美味しいオススメの早生みかんのツイートをされていたので、早速お取り寄せしてみました。
ぷくっと丸くて可愛いみかん!
食べてみると酸味は少なく甘さが口いっぱいに広がります。
粒もジューシーでとっても美味しい!
さすがオススメのみかん、間違いありませんでした(^^)
夫は大のみかん好きで、あればあるだけみかんを食べてしまいます。
今回のみかんがとても美味しかったので「みかん農家になれば良かったかなぁ」なんてとんでもない発言まで。
ちょっと〜我が家のいちごに失礼ですよ!
私たちは農協に出荷しているため、直接消費者の方の声を聞くことはできません。
でもお金を出して買ってくれたどこかの消費者の方が「美味しかった。また食べたい」と言ってもらえるいちごを作りたいと改めて思いました。
みかんも美味しいけど、いちごも美味しいもーん!
負けないように頑張るぞー!
いちごのパック詰めは難しいのだ!
こんばんは。イカリングです。
初出荷から1週間が経ち、少しずつ収穫量が増えてきました。
まるでワックスかけたの?と言わんばかりにつやつやに光るいちごたち。
これが食べてみると甘くて美味しいんですよ!(手前味噌ですみません)
この収穫したいちごたちをパックに詰めて出荷するわけですが、これが実に難しいのです…
1パックに詰めるいちごの重量は決まっているのですが、詰め方が個数によって変わってくるんですよ。
この大きさなら10個でいいかなーと思いながら詰めてるとパックの重さが足りなかったり、逆に重過ぎたり。
ちょうどいい重さのいちごを探してウロウロと収穫コンテナを覗き回って、それでもダメなら個数を変えるため最初から詰め直し。
いちごは触れば触るほど傷みが出るので、本当は詰め直しは良くないのですよ。
でも重さを合わせないといけないので、どこをどうすれば重さがピッタリになるのか、まるでパズルのように頭を使います。
なるべく触らずに、少ない手数で確実に重さを合わせる…下手なアプリゲームより難易度高いよ!(笑)
これはもう経験を積むしかありませんので、今はヘタクソでもひたすら詰めまくって慣れるしかありません。
せっかく美味しそうないちごを作れているので、更に美味しそうに見えるパック詰めをマスターしたいと思います!
さて、何年かかることやら…
本日、初出荷!
ひゃー!最後の更新から2ヶ月もあっという間に経ってしまいました。
時間ができたら更新しようと思いながらも、まとまった時間なんて全く取れない!
毎日毎日、本当にいちござんまい!!
タイトル通りだな、チクショウ!
そんな訳で、毎日朝から晩までいちご栽培をしておりますが、本日、無事に初出荷ができましたのでご報告です。
現在は葉っぱに隠れた実や花を分かりやすくする玉出しという作業を行なっているのですが、作業をしていると思ったより着色している実が多かったので、急遽収穫してパック詰めして、JAに出荷してきました。
出荷したのはDXが1パックと、グレードがやや落ちるGが1パックの計2パック。
たった2パックでも記念すべき初出荷なのです!わーい、わーい(^^)
これで私たちも立派ないちご農家の仲間入りです。
うちのいちごが誰かの口に入るのだと思うとドキドキしますね〜
パックに詰めきれなかったいちごを食べてみましたが、とっても甘くてでもきちんと酸味もあり、あまおうの名に恥じぬ美味しさでした。
まだまだ他の農家さんよりうちのが美味しい!とは流石に言えませんが、決して劣ったりもしてないと思います。
これからも変わらずシーズンが終わるまで美味しいいちごを作り続けていきたいと思います。
パタパタで畝を立てよう!
いよいよ1回目の定植(土にいちごの苗を植える作業)が迫ってきたので、今日は朝から大先輩方のご指導のもと、畝立てをしました。
畝立てが人生初の私たちは、あれやこれやダメ出しの嵐。
流石に「いちご農家やめたら?」には心がえぐられるのでやめてほしい〜(泣)←冗談とは分かってるのですが。
まずはロープを真っ直ぐに引いてパタパタ(畝立て機)が通る道を作るところから。
ロープを踏みながら、地面に足跡をつけて直線を描きます。
これが曲がってしまうとグニャグニャの畝ができちゃうので気が抜けません。
足元が柔らかくてフラつくので、杖代わりにほうきをもってます(笑)
この足跡をなぞるようにパタパタを動かしていきます。
(パタパタ中の夫の写真を撮り忘れたので、また後日)
整地して真っ平らだったハウスの中に畝が立ちました!
おおー!
先輩曰く、初めての割になかなか上手く出来てるとのこと。
トラクターといい、夫は農機具系となかなか相性が良いようですね。
いい農家になれるんじゃ?(ニヤリ)
畝が立ったら上げられた土をレーキでならして畝の上をかまぼこのような山なりに作ります。
これがなかなか難しい!
言葉では説明が難しいのですが、寄せるだけだと真ん中だけぽっこりして凸みたいな形になるし、土を少なくすると平らにしかならないし…
あまりのお粗末さにお隣のいちご農家さんが助っ人に来てくださり、少しずつ形が整ってきました!
残念ながら全部終わらせる前に日没…
明日は残りの畝を綺麗にして、潅水チューブの配管と定植の穴開けまで終わらせたいと思います。
トラクター出動!ハウスの中を耕起せよ!
もうすぐいちごの定植日(苗を植える日)なので、急いで準備をしています。
いちごの植え方は大きく分けると2種類あります。
土を耕して畝(うね)と呼ばれる土台を作り、そこに植える土耕栽培。
専用のプランターに植えて、高い台の上にそれを置く高設(ベンチ)栽培。
元々あるのが土耕栽培で、最近は高設栽培が増えてきています。
私たちの所属するいちご部会では半数ぐらい高設栽培で、新規就農者に限ると高設栽培の方が多いです。
ちなみに私たちは少数派な土耕栽培です。
なのでハウスの中で土を耕して、畝を立てなければなりません。
ハウスの広さは18a(アール)です。
縦が60mで横が30mなので、1800㎡になりますね。
坪で言うと540坪ぐらいですかね。
なんかデカそうに感じますが、この地域では小さめのハウスだと思います。
もちろん手で耕すなんて到底無理ですので、トラクターを使います。
夫が値下げ交渉して格安で手に入れたトラクターをぶいぶい言わせてハウスの中を耕していきます。
トラクターの上から。
狭いところもガンガン耕します。
最近トラクターに乗り始めたのに、実に器用に操る旦那さん。
軽バンですら柱にぶつけてしまう私には到底無理ですわー。(車も私も凹みました…)
こうやって堆肥や肥料を撒くたびに耕起し、土をふかふかにさせてから畝立てをします。
トラクターで耕起した後の畑は本当にふかふかですよ〜
まるで雪の上を歩いてるみたい!
そして雪と同じで足跡を楽しかったりします。(笑)
畝立ては数日後の予定です。